角川 新字源 BCCKS版  |  jigumi

 

“口”と、音符“門”(あやの意→“文”)とから成り、口でもののあやを聞きただす意を表す。
 
 
 
とう(とふ)。→付・同訓異義
 ア)といただす。しらべる。
   「訊問(じんもん)」 
 イ)たずねる。[対]答
 ウ)おとずれる。「訪問」
 エ)みまう。「慰問」
とい(とひ)。「質問」
たより。音信。「家問」
おくる(贈)。物をあたえる。
いいつけ。命令。
ほまれ。きこえ。名誉。{同]聞
 
 
とん。「とい」の転。「問屋」

[形声]
 
 
 
 
1.
 
 
 
 
 
2.
3.
4.
5.
6.
 
 
[国]

 
モン・ブン
と  と   とん

【なりたち】
 
 
 
 
【意味】

 
 う・ い・(  )

 
 

52

 

“土”と“平”から成り、土地の平らかな所の意を表す。
 
 
 
土地が平らかなさま。
平地。
 
 
つぼ。
 ア)土地の面積の単位。六尺平方。
   約三・三平方メートル
 イ)体積の単位。六尺立方。
 ウ)殿中の間、または、垣(かき)の
   内の庭。壷(つぼ)。

[会形]
 
 
 
 
1.
2.
 
 
[国]

 
 

51

【なりたち】
 
 
 
 
【意味】

 
ヘイ・ビョウ
つぼ

 
 

 
エン
かき

【なりたち】
 
 
 
 
 
【意味】

[会形]
 
 
 
 
 
1.
 
 
2.
3.
4.

“土”と、外がこいをめぐらす意と音とを示す“亘”(カン|セン→エン)とから成り、土塀、ひいて、外がこいの意を表す。
 
 
 
かき。
 ア)かきね。 
 イ)城壁。
まもる。まもり。たすけ。
役所。
星の名。

 
 

50

 
 

49

 
 

【なりたち】
 
 
 
 
 
 
【意味】

 
 

 
セキ
ゆう

[象形]
 
 
 
 
 
 
 
1.
2.
 
3.
4.

もと、月の形をかたどり、月のかがやくよるの意を表したが、のちにゆうがたの意となり、よるの意には夜の字ができた。これを部首にして、夜に関する字ができている。
※本書には図解あり 
 
 
 
よる。(夜) [対]日
ゆう(ゆふ)。ゆうべ(ゆふべ)。ひぐれ。
「朝夕」[対]朝・旦
むかし。[同]昔
ななめ。[同]斜

 
 

48

 
 

【なりたち】
 
 
 
 
 
【意味】

 
テン
あめ(あま)

 
  (  )

[象指]
 
 
 
 
 
 

1.
2.
 
 
 
 
 
3.
4.
 
 
5.
6.
7.
8.
9.
10.

“大”(おとな)の頭部を強調して大きく書き、頭頂の意を表し、転じて、頭上に広がる空、自然の意に用いる。
※本書には図解あり 
 
 
 
 
いただき(頂)。うえ(上)。
あめ、そら。[対]地
 ア)地上をおおう空間。
 イ)天体の運行する所。
   または、天体。天体の運行。
 ウ)太陽。日。
 エ)地の陰の対して陽を代表する。
万物の主宰者。造物主。上帝。
人為に対して、天然。
 ア)大自然の道理・力。
 イ)生まれつき。
めぐりあわせ。運命。
天子。帝王。また、その敬称。
父・夫などの敬称。
時節。気候。
一日。
ア)人間界の上にある神々の世界。 
  また、その神。
イ)キリスト教で神のいるところ。天国。

 
 
 

47

 
コウ
 この   す

 
1.  む 2. く

女が子をいつくしんでいるさまにより、いつくしむ、ひいて「このむ」「よい」の意を表す。※本書には図解あり
 
  
このむ。すく。[対]悪
 ア)めでる(愛)。 
 イ)親愛する。むつまじくする。
 ウ)よろこぶ。 
 エ)たしなむ。「嗜好(しこう)」
 オ)ひいきする。
このんで。
ひきで物。
たまのあな。[同]孔
はなはだ。[同]孔
 
 
よい(よし)→付・同訓異義
 ア)仲がよい。むつまじい。 
 イ)このましい。こころよい。
 ウ)みめよい(みめよし)。うつくしい。
 エ)よろしい。ととのっている。適当な。
 オ)りっぱ。ただしい。
よしみ。なかよし。親交。
よし。軽い肯定のことば。
よく。ともすれば。
おわる。完了する。

【なりたち】
 
  
   
【意味】

 

[会意]
 
 
 

1.
 
 
 
 
 
2.
3.
4.
5.
 

1.
 
 
 
 
 
2.
3.
4.
5.

 
 

 
シ・ス

【なりたち】
 
 
 
 
 
【意味】

46

 
 

もと、頭が大きく、手足がなよなよとしている幼児の形にかたどり、おさなご、ひいて、わかものの意を表す。借りて、十二支の第一番目に用いる。 
 
 
こ。
 ア)こども。おとなに対していう。
 イ)こども。親に対していう。「父子」
 ウ)むすこ。また、むすめ。 
 エ)動物の子。
たまご。「卵子」
み(実)。たね。「種子」
おとこ。「男子」
男子の敬称。
 ア)学徳や地位がある人に用いる。
  「孔子」
 イ)先生。
あなた。おんみ。第二人称の敬称。
男子の自称。
ひと(人)。職業についている人につける。「舟子」
利息。「利子」[対]母
小さい意を表す接尾語。「瞳子」「金子」
子部。
中国で書籍を経・史・子・集の四部に分類するときの(漢字)部門。五等爵の第四位。
(以下略)

[象形]
 
 
 
 
 
1.
 
 
 
 
2.
3.
4.
5.
 
 
 
6.
7.
8.
 
9.
10.
11.

“巾”と音符“尚”シャウ(ながい意→“長”チャウ)とから成り、長い布、転じて、長く変わらない、「つね」の意を表す。
 
 
 
はた。日月や黄竜をえがいた天子の長い旗。「大常」
長さの単位。尋(八尺)の二倍。約3.6m。
つね。
 ア)とこしえ。いつまでも変わらない。    「恒常」
 イ)いつも変わらぬ道。「五常」。
 ウ)きまり。ならわし。「常例」
 エ)ふだん。「平常」
 オ)なみ。普通。
つねに。
 ア)とこしえに 
 イ)いつも。 
 ウ)きまって。
かつて。むかし。以前に。[同]嘗
木の名。こうめ。にわうめ。「常棣」
[国]とこ。永久不変の意を示す接頭語。
「常夏」

[形声]
 
 
 
 
 
1.
 
 2.
3.
 
 
 
 
 
 
4.
 
 
 
5.
6.

 
ジョウ・ショウ
つね・とこ

 
 

45

【なりたち】
 
 
 
 
 
【意味】